『突き詰め型人間』月さんの成長記・その8「気を取られすぎて」―解説
先輩の毛長さんから引き継ぐクライアント先へ、着任のご挨拶に伺った月さん。
自分が突き詰め型人間であることに無自覚な月さんは、営業職に配属となったことに対して、疑問や苦手意識は持っていません。
とはいえ、自分のコミュニケーションスキルにはまだまだ課題があるということに気付き始めます。
今回は、精一杯感じよく振る舞おうと、相手の目を見たりうなづいたりしていた月さんですが、そのことに集中しすぎて、肝心の話の内容を聞き逃してしまいました。
突き詰め型人間は、複数の動作を並行して行うことを苦手とします。
そのため、一生懸命に色々なことを同時にやろうとして、そのとき一番大事なことが疎かにならないよう気をつけましょう。
この場合は、話の内容を拾うことが一番重要です。
ずっとリアクションを取り続けるのではなく、書類に目を落としたり、考えているようなそぶりをしたりしても問題ありません。
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