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辛い思いを抱える「突き詰め型人間」の方へのメッセージ

癒し

ご自分のことも人のことも、どうか尊重してください

突き詰め型人間」の方々は、概して周囲とのコミュニケーションに齟齬を感じ、人間関係に苦労しがちのことかと思います。
子どもの頃から、大人の期待に応えられず罪の意識や無力感に苛まれたり、辛く悔しい思いをする経験を重ねたことで、人生や世の中に対してネガティブになってしまうこともあるかも知れません。
その思いは、とてもよくわかります。

けれどどうか、ご自身を苛んだり、卑下することは、しないでください。
貴方に期待する人の個人的なエゴを満たさなければ人として劣っている、などということは一切ありません。
貴方は世の中に必要な、大きな才能を持った人です。
貴方が貴方であるということを、どうか誇りに思ってください。

また、人や世の中へ負の感情を向けることも、摩擦や痛みを増やしてしまうだけです。
もっと生産的なやり方を考えてみましょう。
どこに行っても避けることはできない「人間関係」を、より円滑にする方法があります。
それは、「営業力」を身につけることです。

営業力、つまり高いコミュニケーション力を身につけるということは、他者に迎合したり、自分を偽るということでは決してありません。
内的世界を大切にする、突き詰め型人間のアイデンティティはそのままで良いのです。
営業力の本質は、優しさと思いやりです。
人のことも、自分のことも大切にするための技術です。

基本は「自分がされて嬉しいことを人にもする」ことです。
そうすることで、お互いに気持ちよく付き合うことができます。

それでも上手くいかないことがあっても、大丈夫です。
例えどのような人であっても、万人から高評価を得るというのは無理なことだからです。
人それぞれ、価値観も受け取り方も違います。
全ての人に対して完璧に有効な、コミュニケーションや営業の画一的な方法論などありません。
だからこそ、その都度目の前の人のことを思い遣ること、気持ちを想像するという姿勢こそが大切です。

人それぞれの多様な特技や才能があるからこそ、お互いのできないことを補い合えて、世の中は成り立っています。
どちらが人として上で、どちらかが下だということはありません。
ですから、自分を含め、人の才能や能力に敬意を払い、尊重しましょう。

 

辛いことや苦しいことは、人生の目的を示唆してくれています

例え「こんなこともできないのか、わからないのか」と見下されてしまったとしても、決して自分を卑下する必要はありません。
そして、同じように人を見下してもいけません。
自分が傷を受けたからといって、人に傷を与えることは、不毛です。
「どうすれば、もうそのような辛く悔しい思いをしないでいられるだろうか」また、「どうすれば、人がそのようなことを言われて嫌な気持ちになることが起こらない世の中にできるだろうか」ということを考え実行することの方が、よほど生産的です。

辛く苦しいことがとても多くて、絶望しそうになっている方も、いらっしゃるかも知れません。
そのようなときは、このように考えてみてください。
人生でぶつかる困難や憤り、悲しみや悔しさは全て、「自分の役割は何か」ということを知るための、重要なサンプルになります。
「自分を含め、このような思いをする人を一人でも少なくするためには、自分の力を発揮してどのようにすれば良いのか」ということを考えるきっかけとなります。
また、怒りや悲しみを感じる出来事というのは、自分にとってはその「逆」のベクトルが「真」なのだ、ということを大きく際立たせ、認識させてくれます。
そして、重ねてきた苦労や努力はすべて、自分自身の役割を果たしていくために必要な、経験値の獲得とスキルアップに繋がっています。

辛いことの多い方は、ご自身の役割を目前に示唆されているのであり、その役割を担えるだけの、大きな能力があるということです。

 

人生の目標は、自分の力を発揮して世の中をより良くすること

どうか絶望しないでください。
例えどれだけ割りを食っているようでも、すぐに結果が見えなくても、足掻いていることで、私たちは何一つ損などしていません。
何かを変える、成す、生み出すためには、目の前のことを一つひとつ積み重ねていくしかないのです。
はっきりと結果が可視化されるまでには、時間がかかります。
それでも、すぐにはわからなくても、その努力は将来に対して影響を与えています。
どれほど時間がかかっても、いつか必ず、何らかの形で結果が表れます。
ですから、貴方の想いと行動のすべてに、無駄なことなど一つもありません。

これは私の考えですが、人の一生とは、今あるものをより良く変えて、世の中へ還元するために存在すると思っています。
過去の人々の努力によって今の世の中があります。
そして今は、それを受け取った私たちが、世の中をより良くするために働くときです。
ですから、人によってどのような形であっても、それぞれの持てる力を精一杯発揮し尽くすことができれば、それが最高に意味のある人生だと、私は思います。

「世の中にはもっと苦労している人がいる」と言われても、罪悪感を抱く必要などありません。
本人の主観を他人が決めることはできないからです。
同じ出来事を経験しても、受け手によって感じ方はそれぞれです。
各々が、自らの経験から得た課題に向かって生きるのが人生です。
その役割にどれだけ尽力できるかが重要なのであって、人と比べるものでも、競うものでも、羨むものでもありません。
人と一緒にできることは、互いの人生の接点で助け合うことだけです。

 

私は貴方を誇りに思います

かつて私がしてきたような辛い思いをする人が、一人でも減りますように。
どうか、誰もが毎日笑顔で過ごせて、安心して眠れるような世の中になりますように。
そう願って、私はこのサイトを作りました。

道のりは長く険しく、気が遠くなりそうでも、何もかもが闇に閉ざされているように思えても、どうか一筋の光を見失わないでください。
挫けそうなときには、このサイトを覗いてみてください。
傷ついても、日々生き抜く貴方を、心から誇りに思っています。

「『突き詰め型人間』が天職に就く方法」
Webmaster T

 

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