『突き詰め型人間』月さんの成長記・その2「極端だけど頑張る子」―解説
先輩である毛長さんに仕事を教わっている、新入社員の月さん。
ついつい自分の仕事に集中し過ぎて、周りが見えなくなってしまうことを指摘されます。
職場では、「自分は構成員の一人である」ということを自覚しましょう。
職場全体の流れと、その中における自分の現在の立ち位置を、客観的に認識したうえで立ち回ることが重要です。
今周囲で何が起こっているのか、状況を常に把握し、人と協調しながら進めるように努めましょう。
目の前の「仕事」というよりは、目の前の「職場」に集中する、という意識をしてみましょう。
とはいえ、言われたことを遵守しようとするあまり、今度は自分の業務量がパンクしてしまう月さん。
「決まり」を忠実に守ろうとする傾向も、突き詰め型人間の特徴の一つです。
ですが、自分自身の一日のタイムスケジュールも意識して、臨機応変に対応する必要があります。
初めのうちは、すべてをバランスよくこなすのは大変かも知れません。
でも、慣れると一つひとつの業務にかかる時間が圧縮されるとともに、どのような業務であればどれくらいの時間で処理できるか、ということが自分でわかるようになります。
そのため、まずは取り組むその姿勢が大切です。
がんばれ月さん!
【次話】『突き詰め型人間』月さんの成長記・その3「挨拶こわい」