『突き詰め型人間』月さんの成長記・その7「“突き詰め型人間”と他の人の違い」―解説
「突き詰め型人間」とそうでない人との違いとは、「思考レンズの倍率の違い」である、といえます。
つまり、突き詰め型人間は他の人と比べて思考レンズの倍率が高いため、より視野が狭く、細部に着目したものの見方をします。
このため、突き詰め型人間とそうでない人が同じものを見ていても、まるで違うものを見ているかのように、話がかみあわないことがあります。
この違いを認識できていないことが、コミュニケーションに齟齬が生まれる原因だといえるでしょう。
このときに良くないのは、お互いに「何でこんなこともわからないんだろう、こちらが正しいのに!」と相手を否定してしまうことです。
それぞれの異なる能力があるからこそ、人は他人から力を借りて、自分にはできない多くのことを補完することができるのです。
だからどうかお互いの才能を認め合い、尊重し合いましょう。
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