『突き詰め型人間』月さんの成長記・その4「並行作業が苦手・食事編」―解説
職場のチームのみんなから、歓迎ランチのお誘いを受けた月さん。
突き詰め型人間は、並行作業(マルチタスク)がとても苦手です。
食事をしながら会話をするのは難しいと感じる方も、多いのではないでしょうか。
月さんも、先輩の毛長さんからの質問に真摯に答えようとするあまり、食事の手がおろそかになってしまいます。
食べ始めると、例え周囲が盛り上がっていても、今度は食べることに意識が集中してしまいます。
この各作業を、できるだけ短いインターバルで切り替えられるようになれば、並行作業をしているように見せることができます。
食事に必要な以下4つの作業を意識して、スイッチを切り替える練習をしてみましょう。
- 食事をする
(他の人とペースを合わせる) - 会話をする
(皆で盛り上がれる話題の提供) - テーブル上に目を配り、必要なものが足りていなければお店に頼む
(目上の人と同席している場合は特に) - 会の流れ全体に気を配る
(移動や会計など、時間を意識して参加者を誘導)
以下記事の項目2-7「仕事関係の飲み会や食事会はテクニックで乗り切る」にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ちなみに、毛長さんから転職の理由を聞かれて流暢に答えていますが、これは、採用面接のために用意した回答です。
本人はきちんと答えようと思ってのことなのですが、そのため日常会話としては少々堅苦しい印象を与えてしまったようです。
その場に応じて、話し方や話の内容を変えることも意識してみましょう。
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